実店舗への集客を目的とする場合、店頭や最寄駅近郊においてチラシの街頭配布が多く行われています。人海戦術で行われる街頭配布は、ターゲットを限定しての配布が可能なため、集客率(反響率)の高いチラシ配布手法のひとつです。
街頭配布の特徴
街頭配布の一番の特徴は、ターゲット層を限定できる点にあります。集客数(反響数)は、掲載内容はもちろんのこと、配布量が多大に影響することから、実施の際は明確な目標設定のもと配布員への細かな指示を行うなど、様々な施策が不可欠です。
種類 | 特徴 |
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![]() サイズ |
チラシの街頭配布は、配布員からターゲットへ手渡しで行われることから、A5・B6サイズ程度のハンディサイズで作成されるのが一般的。小さすぎると情報量が限られるばかりでなく、手渡しが困難となる。また、大きすぎると扱いづらく、持ち歩きにも適さない。 |
![]() デザイン |
受け取り手の大半が外出・帰宅時の通行人となるため、チラシ作成時は直感的に興味誘引の出来るデザインに仕上げなければならない。要点を的確にまとめ伝える他、ビジュアル訴求も効果的だと言える。 |
![]() 配布料金 |
1部あたりの配布料金が設定された、新聞折込・ポスティング・ダイレクトメールとは異なり、配布員の人件費が配布料金となる。街頭配布は、配布員のモチベーションや配布方法が費用対効果を大きく左右することから、委託の際には、目標を明確に定め、配布方法を細かく指定するなどの細かな指示が不可欠です。 |
![]() ノベルティ |
チラシにノベルティを添付して街頭配布を行うことで、飛躍的に配布効率を高めることができる。ノベルティに最も多く活用されているのがポケットティッシュで、花粉の時期や風邪の流行する季節の変わり目などは特に、受取手に重宝される。その他、うちわ(夏期)、油取り紙、ボールペン、歯ブラシ(歯科医院の新規開院)、入浴剤、ホカロン(冬期)など、様々なノベルティが活用されている。 |
![]() 配布場所 |
実店舗を構える場合、最寄駅近郊や店頭での配布が最も効果的だと言える。ターミナル駅での配布となる場合、多いときには5社以上が配布を行っているケースもあることから、マナーを守り、トラブルにならないよう注意したい。また、街頭配布には管轄警察署への「道路使用許可申請」が必要であることも忘れてはならない。 ■警視庁-道路使用許可 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/form/shinsei_doro.htm |
![]() ユニフォーム |
ユニフォームの着用は、どの業種のチラシが配布されているのかを受取手に事前に連想させることで疑念を解消し、配布効率を高めることのできる効果的な手法の一つです。新製品のトライアルキャンペーンやフリーペーパー配布の場合、専用Tシャツ(夏期)やスタッフジャンバー(冬期)を着用するケースが多く、普段着での配布と比べ、圧倒的な成果を上げている。 |
![]() タイミング・ 声掛け |
街頭配布は受取手の状況を見極め、タイミングよく配布することで配布効率を高めることができる。ターゲットを事前に見極め、ゆとりを持って配布のアクションを起こす他、事前に声を掛けるなどの配布アピールを常に心掛けたいものである。 |
![]() 時期・季節・天候 |
通行者に手渡しで配布する為、傘を必要とする悪天候の日は配布効率が極端に低下する。時期による配布効率の差はあまり見られないが、極端に寒い・暑い日は、配布員のモチベーション低下により、配布効率が低下する恐れがあるため、注意が必要である。 |
![]() 曜日・時間による 主な配布業種 の違い |
平日早朝には、政治活動によるチラシ配布やフリーペーパー配布が積極的に行われている。日中は、主婦をターゲットにした女性向けサービス店のチラシ配布が目立ち、夕方になると会社員をターゲットにした飲食店のチラシ配布が目立つようになる。土日祝日になると、ファミリー層に向けた不動産販売のチラシや、イベント集客チラシ等が多く配布される。上記からも分かる通り、チラシ配布は、ターゲットにダイレクトに訴求できる可能性が高く、直接の集客が望める曜日・時間帯に配布すると費用対効果を高めることができる。 |
チラシの街頭配布は、期間を限定しての広告宣伝はもちろんのこと、繰り返しの配布による自店(自社商品)の周知にも多大な効果が期待できることから、定期的な実施をお奨めしています。