友人・知人などの好意により、店頭・休憩室・レジ前などにチラシを委託設置してもらうケースも多くみられます。委託設置されたチラシは、消費者が興味ある情報を自発的に手にするため、数量対効果の高い配布方法のひとつだと言えるでしょう。
チラシ委託設置の特徴
委託設置されるチラシは主に、A4サイズから巻三つ折り加工されたリーフレット型、はがきサイズの1枚型、名刺サイズのショップカード型の3種類に大きく分類されます。配布料を必要とする広告宣伝とは性質が異なる委託設置では、サイズやデザインなど、委託先の利益を損なわないよう、様々な配慮が不可欠です。
種類 | 特徴 |
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![]() サイズ |
チラシの委託設置は、委託先の好意により、店頭・休憩室・レジ横などのデッドスペースを有効活用して設置される事が多いため、設置しやすい小型サイズで仕上げなければならない。大きくてもA4サイズを巻三つ折りに仕上げたリーフレットサイズ(210×100)程度とするのがマナーであり、一般的には名刺サイズ(55×91)程度が主流である。 |
![]() 用紙 |
来店型店舗への委託設置の場合は特に、お客様の往来やドアの開閉による風の流れで舞ってしまうような、薄紙チラシは避けなければならない。また、委託先の品位を損なう可能性のある低品質な用紙を用いたチラシであってはならない。 |
![]() デザイン |
新聞折込やポスティングなどの配布方法と異なり、消費者意思によりテイクアウトされるチラシであることから、直感的に要点の伝わるデザインに仕上げたい。また、複数箇所へのチラシ設置が想定される場合、どの委託先においても、委託先の利益を損なう事のないよう、出来る限りシンプルなデザインで仕上げたい。 |
![]() 設置方法 |
役所や公共機関への委託設置の場合、専用ラックが設置されていることが多いことから、制作時には委託先の状況を事前に確認しなければならない。また店舗や企業の場合、店頭・休憩室・レジ横などのデッドスペースを活用しての設置が一般的であることから、制作サイズに配慮しなければならない。平置きはスペースをとるばかりでなく、ほこりが溜まりやすいので、委託時には設置用ケースを預けるなどの配慮も忘れてはならない。 |
チラシの委託設置は、委託側と受託側の人間関係により成立することが多いことから、、チラシの委託設置により関係性を崩すことのないよう、受託先にはできる限りの配慮を行うよう心がけたいものです。